life

人生における機会

Enabling women's health and empowerment

当社のサプライチェーンの農業地区のコミュニティでは、近くの医療施設で適切な医療が提供されていないため、または社会的な障壁や文化的な規範により適切な医療にアクセスできないため、適切な医療を受けることが困難となることがあります。このことが及ぼす悪影響は、女性の健康への悪影響にとどまりません。疾病と高い出生率は生産性を低下させ、収入減少を招くため、適切な医療を受けられないことは家計の圧迫につながります。

これは、当社のTCNAで判明したとおりです。当社はケニア、インド、南アフリカでパートナーと協力し、特に生殖に関する医療と家族計画について、健康に関する意識向上とサービスの利用向上に取り組んでいます。

ケニアでは、トワイニングは2016年からBSRのHERhealthプロジェクトに協力しています。このプロジェクトは保健についての教育を施す仲間を通じて茶園で働く数多くの女性と農業従事者に生殖に関する医療、家族計画、性感染症、月経の衛生面、産前産後のケア、栄養、非感染症の情報を提供してきました。

家族計画手法の活用、HIVの母子感染の認識に大きな改善が見られ、また、医療施設へのアクセスを求める傾向が高まっています。この取り組みは、女性の健康向上に役立つだけでなく、女性が自分のエンパワーメントを実感できる生活を送ることを可能とします。常習的欠勤の減少、生産性の向上、労使間の関係改善など、農園側にもメリットがあります。

また、当社は生産者、BSRのHERprojectと協力し、職場における女性の健康への投資を支持し、提唱しています。そして、生産者がこの取り組みを各自のシステムや手順に取り入れるよう促進するワークショップを共同で開催しています。

医療サービスへのアクセスは、注力すべきもう1つの重要な分野です。当社はケニア、インド(ダージリン地方)、南アフリカの現地パートナーと協力し、サプライチェーンの遠隔地にあるコミュニティに移動診療所を向かわせ、便利で適切な医療サービスを提供しています。特に、女性の健康のニーズに注力しています。

ケニアでは、現地パートナーに加え、米国国際開発庁(USAID)が資金を提供しているSHOPS Plusプロジェクトと協力し、紅茶農園の女性の医療サービスへのアクセスを拡大する革新的なモデルのパイロットプロジェクトを進めています。このプロジェクトは官民のパートナーをまとめ、現地の医療施設を一新し、支援し、また、現地の女性たちの貯蓄、貸付グループの強化を図るものです。 女性グループは収益の一部を施設に投じ、コミュニティのニーズに合った施設を確保できるよう監督するのを手伝います。

Since 2021, the Pebbles partnership has supported over 3,000 women with health interventions

Meet Jessica

The Twinings Mobile Health Clinic saved the lives of Jessica’s daughter and grandson.

Jessica will never forget the day that the Twinings Mobile Health Clinic saved her daughter and grandson’s life…


Sister Lenay detected that Jessica’s daughter, who was heavily pregnant, had very high blood pressure and may be suffering from pre- eclampsia. Janice was sent to the hospital where she was diagnosed with pre-eclampsia. An emergency C-section was performed that day.

“We never even suspected that there was anything wrong! I don’t know what I would’ve done if Sister Lenay did not rush my daughter to the hospital that day. She saved my daughter and my grandson’s life.”

当社の成果

  • 健康を改善するイニシアチブによりサプライチェーンの10万人を超える女性に対応しました。
  • ケニアのHERhealthプロジェクトでは、3万7000人を超える女性に対応しました。
  • HERhealthプロジェクトに参加した女性の100%が家族計画の手法を問われたとき、そのうち1つを挙げることができるようになりました(以前は30%)。そして、77%がHIVの母子感染について知り(以前は9.5%)、86%は妊娠のリスク要因を3つ以上挙げることができるようになりました(以前は11%)。
  • ケニアや、ケニアから広がる数多くの紅茶栽培拠点において医療へのアクセスを向上する可能性を秘めた革新的なパイロットモデルの一環としてChepsire救護所を一新しました。

アイリーンとの出会い

3人の子どもをもち、茶摘みを職業としているアイリーンは、ケニアで生活しています。

アイリーンはHERhealthプログラムを通じて新しいスキルと知識を獲得し、夫と家族計画について話すことができました。現在、アイリーンは自分にとって適切な避妊手段を活用しています。彼女によれば、これ以上子どもを作らないことを夫と共に決めました。

"I gave birth to my three children every year one after the other, and I realized this was affecting my health and leading to low productivity at my workplace. I was determined to find a way of stopping giving birth because it weakened me, and I realized the burden that came with having a big family.”